151 |
管理栄養士(第34回) |
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高齢者の介護予防を目的とした公衆栄養プログラムの評価項目と、評価の種類の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. プログラムの参加人数が増加しているかー経過評価
2. 目標設定は適切だったかー経過評価
3. 企画の通りに進行しているかー企画評価
4. 共食の頻度が増加したかー結果評価
5. フレイルの者の割合が減少したかー影響評価
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プログラムの参加人数が増加しているかー経過評価
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152 |
管理栄養士(第34回) |
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わが国の「食事バランスガイド」に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 「食生活指針」を具体的な行動に結びつけるためのツールである。
2. 生活習慣病予防のためのハイリスクアプローチを目的として、つくられた。
3. 推奨される1日の身体活動量を示している。
4. 年齢によって、サービングサイズを変えている。
5. 1食で摂る、おおよその量を示している。
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「食生活指針」を具体的な行動に結びつけるためのツールである。
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153 |
管理栄養士(第34回) |
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健康増進法に基づく、特定給食施設と管理栄養士の配置に関する組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 1回300食を提供する病院ー配置するよう努めなければならない
2. 1回300食を提供する特別養護老人ホームー配置しなければならない
3. 1回500食を提供する社員寮ー配置するよう努めなければならない
4. 1日750食を提供する介護老人保健施設ー配置しなければならない
5. 1日1,500食を提供する社員食堂ー配置するよう努めなければならない
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1日750食を提供する介護老人保健施設ー配置しなければならない
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154 |
管理栄養士(第34回) |
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給食経営管理におけるトータルシステムに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 管理業務ごとにPDCAサイクルを回す仕組み
2. 複数の管理業務を連動して機能させる仕組み
3. 1か所の調理施設で集中して調理し、複数の施設に食事を供給する仕組み
4. 複数の施設の食材料を一括購入し、保管、配送をまとめて行う仕組み
5. 給食運営における費用収支バランスを管理する仕組み
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複数の管理業務を連動して機能させる仕組み
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155 |
管理栄養士(第34回) |
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給食経営管理におけるサブシステムとその業務の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 栄養・食事管理ー調理従事者の健康チェック
2. 食材料管理ー調味の標準化
3. 品質管理ー労働生産性の分析
4. 生産管理ー調理作業の標準化
5. 施設・設備管理ー在庫食品の棚卸し
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生産管理ー調理作業の標準化
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156 |
管理栄養士(第34回) |
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給食施設の種類と給食の目的に関する組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 学校ー食に関する正しい理解の醸成
2. 事業所ー日常生活の自立支援
3. 保育所ー治療の一環
4. 介護老人保健施設ー心身の育成
5. 病院ー生活習慣病の予防
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学校ー食に関する正しい理解の醸成
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157 |
管理栄養士(第34回) |
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病院の給食経営における業務の効率化につながる取組と、その際に考慮すべき事項の組合せである。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 生鮮野菜からカット野菜への切替えー食材料費
2. 食事箋の電子化ー調理従事者の能力
3. 配膳方式の変更ー調理従事者数
4. 最新機能の厨房機器の配置ー作業動線
5. 生産システムの変更ー厨房設備
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食事箋の電子化ー調理従事者の能力
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158 |
管理栄養士(第34回) |
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特定給食施設における経営資源に関する記述である。資金的資源の管理として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 盛付け時間短縮のための調理従事者のトレーニング
2. 調理機器の減価償却期間の確認
3. 業者からの食材料情報の入手
4. 利用者ニーズの把握による献立への反映
5. 調理従事者の能力に応じた人員配置
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調理機器の減価償却期間の確認
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159 |
管理栄養士(第34回) |
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給食に関わる費用と原価の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 盛付け用アルミカップの購入費ー販売費
2. 食器洗浄用洗剤の購入費ー一般管理費
3. 調理機器の修繕費ー経費
4. 調理従事者の検便費ー人件費
5. 調理従事者の研修費ー人件費
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調理機器の修繕費ー経費
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160 |
管理栄養士(第34回) |
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事業所給食におけるマーケティング・ミックスの4Pとその内容の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. プロダクト(Product)ー料理紹介のポップを食堂入口に設置
2. プライス(Price)ーヘルシーメニューの割引
3. プレイス(Place)ー減塩フェア開催のポスターを食堂に掲示
4. プロモーション(Promotion)ー真空調理を用いた新メニューの開発
5. プロモーション(Promotion)ー食堂のテーブルの増設
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プライス(Price)ーヘルシーメニューの割引
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161 |
管理栄養士(第34回) |
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調理従事者のOJT(on the job training)に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 調理作業中に、職場の厨房機器の操作方法について指導を受ける。
2. 保健所で開催される、食中毒予防の研修会に参加する。
3. 自らの意志で、厨房設備に関する通信教育を受講する。
4. 休日を利用し、厨房機器展示会に参加する。
5. 参加費を自己負担し、料理講習会に参加する。
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調理作業中に、職場の厨房機器の操作方法について指導を受ける。
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162 |
管理栄養士(第34回) |
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社員食堂の給与栄養目標量を見直す際のアセスメント項目である。給食の運営を受託している事業者自らが把握する項目として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 社員の人員構成
2. 利用者の作業労作
3. 昼食の摂取状況
4. やせの者と肥満者の割合
5. 健診での有所見者の割合
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昼食の摂取状況
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163 |
管理栄養士(第34回) |
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給食運営の評価に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 出来上がり重量から、満足度を評価する。
2. 利用者ごとの残菜量調査から、摂取量を評価する。
3. 満足度調査から、栄養状態を評価する。
4. 検食簿の記録から、摂取量を評価する。
5. 栄養管理報告書から、嗜好を評価する。
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利用者ごとの残菜量調査から、摂取量を評価する。
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164 |
管理栄養士(第34回) |
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回転釜を用いたじゃがいもの煮物の品質管理に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. じゃがいもは、大きさをそろえて切る。
2. じゃがいもに対するだし汁の割合は、少量調理より高くする。
3. 調味料の使用量は、じゃがいもの重量に対する割合で計算する。
4. 加熱時間は、じゃがいもでんぷんの糊化に必要な時間を考慮する。
5. 消火のタイミングは、余熱を考慮する。
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じゃがいもに対するだし汁の割合は、少量調理より高くする。
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165 |
管理栄養士(第34回) |
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給食の品質管理に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 設計品質は、作業指示書で示される。
2. 適合(製造)品質は、検食で評価する。
3. 適合(製造)品質は、損益分岐点で評価する。
4. 総合品質は、利用者の満足度で評価する。
5. 総合品質の改善には、PDCAサイクルを活用する。
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適合(製造)品質は、損益分岐点で評価する。
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166 |
管理栄養士(第34回) |
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1人当たりの純使用量40gで、れんこんのきんぴらを調理する(廃棄率は20%)。100人分の発注量として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 3.2kg
2. 4.0kg
3. 4.8kg
4. 5.0kg
5. 5.8kg
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5.0kg
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167 |
管理栄養士(第34回) |
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クックチルシステムに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 調理済み食品を購入し、提供するシステムである。
2. クックサーブシステムに比べ、労働生産性が低くなる。
3. 提供日より前倒しで、計画生産が可能である。
4. 加熱調理後は、90分以内に10℃まで冷却する。
5. 調理した料理の保存期間は、最長10日である。
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提供日より前倒しで、計画生産が可能である。
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168 |
管理栄養士(第34回) |
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1回500食を提供する特定給食施設のHACCP対応の調理室における動線に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 納品後の野菜は、準清潔作業区域で洗浄し、清潔作業区域で切さいする。
2. 加熱前の食肉は、準清潔作業区域で調味後、汚染作業区域で保管する。
3. 出来上がった料理は、準清潔作業区域で保管し、清潔作業区域で配膳する。
4. 加熱調理担当者は、切さい後の野菜を、清潔作業区域を経由して回転佂まで運搬する。
5. 野菜の下処理を担当した調理従事者は、前室を経由して準清潔作業区域に移動する。
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野菜の下処理を担当した調理従事者は、前室を経由して準清潔作業区域に移動する。
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169 |
管理栄養士(第34回) |
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大量調理施設衛生管理マニュアルに従った、調理従事者の衛生管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 検便検査は、2か月に1回の頻度で行う。
2. 腸管出血性大腸菌の検便検査は、年に4回の頻度で行う。
3. 作業開始前の健康状態の記録は、週1回の頻度で行う。
4. 下痢がある場合には、調理作業に従事せず、医療機関を受診する。
5. ノロウイルスに感染した場合には、症状の消失をもって復帰させる。
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下痢がある場合には、調理作業に従事せず、医療機関を受診する。
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170 |
管理栄養士(第34回) |
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クックサーブシステムの給食施設における、ほうれん草のお浸しの調理工程に関する記述である。HACCPシステムの重要管理点(CCP:critical control point)として、正しいのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 納品後のほうれん草は、10℃前後で保存する。
2. ほうれん草は、流水で3回洗浄する。
3. ほうれん草を茹でる際は、中心部が75℃で1分間以上加熱する。
4. お浸しの盛り付け後は、10℃以下で保管する。
5. お浸しの盛り付け後は、2時間以内に喫食する。
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ほうれん草を茹でる際は、中心部が75℃で1分間以上加熱する。
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171 |
管理栄養士(第34回) |
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次の文を読み「171」、「172」、「173」に答えよ。
K産科クリニックに勤務する管理栄養士である。医師の指示のもと、妊婦の栄養カウンセリングを行うことになった。妊婦Aさんは、36歳、事務職(身体活動レベル 1.50)。妊娠8週目、経産婦。妊娠高血圧症候群の既往はあるが、現在は高血圧ではない。身長155cm、標準体重53kg、現体重63kg(妊娠前60kg)、BMI26.2kg/m2(妊娠前25.0kg/m2)、血圧120/72mmHg。
エネルギー指示量として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 1,400kcal/日
2. 1,800kcal/日
3. 2,200kcal/日
4. 2,600kcal/日
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1,800kcal/日
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172 |
管理栄養士(第34回) |
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妊娠20週になって、現体重66kg、BMI27.5kg/m2、血圧145/90mmHg、ヘモグロビン12.0g/dL、クレアチニン0.8 mg/dL、尿素窒素18mg/dL、尿蛋白(-)となり、栄養食事指導の依頼があった。降圧薬が処方されている。たんぱく質と食塩の指示量として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. たんぱく質55g/日、食塩7g/日
2. たんぱく質55g/日、食塩3g/日
3. たんぱく質85g/日、食塩7g/日
4. たんぱく質85g/日、食塩3g/日
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たんぱく質55g/日、食塩7g/日
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173 |
管理栄養士(第34回) |
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妊娠39週で出産。出産直前の体重は70kg。産後8週目、現体重66kg、BMI27.5kg/m2、血圧124/82mmHg。再度、栄養食事指導を行うことになり、1日の食事内容を聞き取った(表)。ふだんも同じような食事をしているという。この結果を踏まえた行動目標である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 野菜の摂取量を増やす。
2. 果物を摂るようにする。
3. 糖質の多い食べ物を減らす。
4. 油脂の多い食べ物の品数を減らす。
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油脂の多い食べ物の品数を減らす。
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174 |
管理栄養士(第34回) |
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次の文を読み「174」、「175」、「176」に答えよ。
K総合病院に勤務する管理栄養士である。消化器内科病棟を担当して、入院患者の栄養管理を行っている。患者は、55歳、男性、単身赴任。慢性膵炎で通院していたが、食生活は改善されないままであった。このたび、激しい上腹部痛と背部痛のために緊急入院となった。意識障害および汎発性腹膜炎が認められ、精査の結果、慢性膵炎の急性憎悪と診断さ れた。胆石は認められなかった。身長171cm、体重63kg、血圧128/79mmHg、空腹時血液検査値は、白血球15,000/nL、HbA1c5.8%、血清アミラーゼ1,200IU/L(基準値32~104IU/L)、CRP18.2mg/dL。これまでの食生活は、朝食欠食、昼食はラーメンとチャーハン、夕食はほぼ毎日外食。飲酒は、毎日3合、30年間続けている。
入院当日の栄養投与法である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 流動食による経口栄養法を行う。
2. 経鼻胃管による経腸栄養法を行う。
3. 胃瘻を造設して、経腸栄養法を行う。
4. 絶食として、静脈栄養法を行う。
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175 |
管理栄養士(第34回) |
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数週間後、上腹部痛と背部痛は無くなり、退院に向けて栄養食事指導を行っている。退院後の食生活で、遵守すべき重要事項として伝える内容である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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詳細
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1. 禁酒する。
2. 1日3回規則正しく食事する。
3. 昼食のラーメンとチャーハンをやめる。
4. 外食では、野菜を多く食べる。
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禁酒する。
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