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循環器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 動脈及び静脈は、いずれも血管壁が収縮すると血管は細くなり、弛緩すると拡張し、自律神経系によって制御される。
b リンパ液の流れは、主に平滑筋の収縮によるものであり、流速は血流に比べて緩やかである。
c 好中球は、白血球の1/3を占め、細菌、ウイルス等の異物を認識したり、それらに対する抗体を産生する。
d 標高の高い土地での生活や重度の喫煙など、酸素が少ない環境で長期間過ごすと、血液中の赤血球の割合が増加する。 |
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泌尿器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 腎臓には内分泌腺としての機能があり、骨髄における白血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
b 食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する。
c ボウマン囊は、腎小体と尿細管とで構成される腎臓の基本的な機能単位である。
d 副腎皮質ホルモンの一つであるアルドステロンは、ナトリウムの排泄を促す作用があり、電解質と水分の排出調節の役割を担っている。 |
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目に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 角膜や水晶体には血管が通っていて、血液によって栄養分や酸素が供給されている。
b ビタミンB群が不足すると、夜間視力の低下(夜盲症)を生じる。
c 遠近の焦点調節は、主に硝子体の厚みを変化させることによって行われている。
d 結膜の充血では、白目の部分だけでなく眼瞼の裏側も赤くなるが、強膜の充血では、眼瞼の裏側は赤くならず、白目の部分がピンク味を帯びる。 |
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外皮系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 真皮は、線維芽細胞とその細胞で産生された線維性のタンパク質(コラーゲン等)からなる結合組織の層である。
b メラニン色素は、皮下組織の最下層にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
c 皮膚の主な機能は、身体の維持と保護、体水分の保持、熱交換、外界情報の感知である。
d 汗腺には、腋窩などの毛根部に分布するエクリン腺(体臭腺)と、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布するアポクリン腺の2種類がある。 |
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筋組織に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 骨格筋は、自律神経系で支配されるのに対して、平滑筋及び心筋は体性神経系に支配されている。
b 筋組織は、筋細胞と結合組織からできているのに対して、腱は結合組織のみでできているため、伸縮性が高い。
c 骨格筋は、横紋筋とも呼ばれ、自分の意識どおりに動かすことができる随意筋である。
d 骨格筋の疲労は、運動を続けることでグリコーゲンが減少し、酸素や栄養分の供給不足が起こるとともに、グリコーゲンの代謝に伴って生成する乳酸が蓄積して、筋組織の収縮性が低下する現象である。 |
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脳や神経系の働きに関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 脳の血管は、末梢に比べて物質の透過に関する選択性が低く、タンパク質などの大分子や小分子でもイオン化した物質は血液中から脳の組織へ移行しやすい。
b 脊髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢がある。
c 脳において、血液の循環量は心拍出量の約15%、酸素の消費量は全身の約20%、ブドウ糖の消費量は全身の約25%である。
d エクリン腺を支配する交感神経線維の末端ではアセチルコリンが神経伝達物質として放出されるが、アポクリン腺を支配する交感神経線維の末端ではノルアドレナリンが神経伝達物質として放出される。 |
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薬の体内での働きに関する次の記述について、( )に入れるべき字句の正しい組合せを下欄から選びなさい。
循環血液中に移行した有効成分は、血流によって全身の組織・器官へ運ばれて作用するが、多くの場合、標的となる細胞に存在する( a )、酵素、( b )などの( c )と結合し、その機能を変化させることで薬効や副作用を現す。 |
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医薬品の有効成分の吸収に関する次の記述について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 鼻腔の粘膜に適用する一般用医薬品には全身作用を目的とした点鼻薬はなく、いずれの医薬品も、鼻腔粘膜への局所作用を目的として用いられる。
b 錠剤、カプセル剤等の固形剤の場合、消化管で吸収される前に、錠剤等が消化管内で崩壊して、有効成分が溶け出さなければならず、小腸で有効成分が溶出するものが大部分である。
c 口腔粘膜を通っている静脈血は肝臓を経由せずに心臓に到るため、口腔粘膜から吸収されて循環血液中に入った成分は、初めに肝臓で代謝を受けることなく全身に分布する。
d 一般に、消化管からの吸収は、消化管が積極的に医薬品成分を取り込む現象である。 |
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薬の代謝及び排泄に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 肝機能が低下した人では、医薬品を代謝する能力が低いため、主に肝臓で代謝される医薬品については、正常な人に比べて全身循環に到達する有効成分の量が少なくなり、効き目が現れにくい。
b 多くの有効成分は血液中で血漿タンパク質と複合体を形成しており、血漿タンパク質との結合は、速やかかつ不可逆的である。
c 経口投与後、消化管で吸収された有効成分は、消化管の毛細血管から血液中へ移行し、その血液は全身循環に入った後に門脈を経由して肝臓を通過する。
d 最近の研究により、小腸などの消化管粘膜や腎臓にもかなり強い代謝活性があることが明らかにされている。 |
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医薬品の剤形に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a シロップ剤は、粘りがあって容器に残りやすいので、残った部分を水ですすいで、すすぎ液も飲むなどの工夫が必要である。
b カプセル剤は、カプセルの原材料としてゼラチンが広く用いられており、ゼラチンに対してアレルギーを持つ人は使用を避けるなどの注意が必要である。
c クリーム剤は、一般的に適用部位を水から遮断したい場合に用いる。
d チュアブル錠は、口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形であり、水なしでも服用できる。 |
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泌尿器系に現れる医薬品の副作用に関する次の記述について、( )に入れるべき字句の正しい組合せを下欄から選びなさい。
( a )の機能を抑制する作用がある成分が配合された医薬品を使用すると、膀胱の( b )の収縮が( c )され、尿が出にくい、尿が少ししか出ない、残尿感がある等の症状を生じることがある。 |
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全身的に現れる医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する遅延型のアレルギー反応の一種である。
b 偽アルドステロン症は、副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加することにより生じる。
c 皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症は、いずれも発症機序の詳細が明確にされており、発症を予測することが可能である。
d 偽アルドステロン症は、小柄な人や高齢者で生じやすく、原因医薬品の長期服用後に初めて発症する場合もある。 |
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消化器系に現れる医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 医薬品の副作用により生じる消化性潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されて、その一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態である。
b イレウス様症状は、小児や高齢者のほか、普段から下痢の傾向のある人は、発症のリスクが高い。
c イレウス様症状では、嘔吐がない場合でも脱水症状を呈することがある。
d イレウス様症状が悪化すると、腸内細菌の減少によって全身状態の衰弱が急激に進行する可能性がある。 |
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呼吸器系に現れる医薬品の副作用に関する次の記述について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 間質性肺炎は、気管支又は肺胞が炎症を起こしたものである。
b 間質性肺炎は、医薬品の使用開始から1~2日程度で起きることが多い。
c 喘息は、坐薬や外用薬で誘発されることがある。
d 喘息は、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)、鼻茸(鼻ポリープ)等の鼻の疾患を合併している人で発症しやすい。 |
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精神神経系に現れる医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の不適正な使用がなされた場合に限り発生する。
b 無菌性髄膜炎は、多くの場合、発症は急性で、首筋のつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐きけ・嘔吐、意識混濁等の症状が現れる。
c 無菌性髄膜炎は、医薬品の副作用が原因の場合、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチ等の基礎疾患がある人で発症リスクが高い。
d 無菌性髄膜炎は、大部分は細菌が原因と考えられているが、医薬品の副作用等によって生じることもある。 |
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次の記述は、医薬品医療機器等法第1条の条文である。( )に入れるべき字句の正しい組合せを下欄から選びなさい。
この法律は、医薬品、医薬部外品、( a )、医療機器及び再生医療等製品の品質、有効性及び安全性の確保並びにこれらの使用による保健衛生上の危害の発生及び拡大の防止のために必要な規制を行うとともに、( b )の規制に関する措置を講ずるほか、医療上特にその必要性が高い医薬品、医療機器及び再生医療等製品の( c )の促進のために必要な措置を講ずることにより、保健衛生の向上を図ることを目的とする。 |
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登録販売者に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 登録販売者は、一般用医薬品の販売又は授与に従事しようとしなくなったときは、60 日以内に、登録販売者名簿の登録の消除を申請しなければならない。
b 二以上の都道府県において販売従事登録を受けようと申請した者は、当該申請を行った都道府県知事のうちいずれか一の都道府県知事の登録のみを受けることができる。
c 販売従事登録の申請時には、申請者に係る精神の機能の障害又は申請者が麻薬、大麻、あへん若しくは覚醒剤の中毒者であるかないかに関する医師の診断書の提出が必要である。
d 薬局開設者並びに店舗販売業者及び配置販売業者は、自ら登録販売者に対し研修を適切に行うことに加え、外部の研修実施機関が行う研修を受講させることが求められている。 |
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医薬品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 医薬品医療機器等法にいう医薬品には、動物の疾病の治療に使用される物は、含まれない。
b 日本薬局方に収載されている医薬品の中には、一般用医薬品として販売されている、又は一般用医薬品の中に配合されているものもある。
c 一般用医薬品は、厚生労働大臣により「製造業」の許可を受けた者でなければ製造してはならない。
d 医薬品の販売業において、日本薬局方に収められている医薬品であって、その性状、品質が日本薬局方で定める基準に適合しないものは、販売してはならない。 |
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要指導医薬品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 要指導医薬品は、その効能及び効果において人体に対する作用が著しくないものであり、効能効果の表現は通常、診断疾患名(例えば、胃炎、胃・十二指腸潰瘍等)で示されている。
b 医師等の管理・指導の下で、患者が自己注射や自己採血等行う医薬品は、要指導医薬品として製造販売されている。
c 要指導医薬品は、医師又は歯科医師が診察をして、患者の容態に合わせて処方量を決めて交付するものであり、薬剤師の対面による情報の提供及び薬学的知見に基づく指導が行われることが必要である。
d 現在のところ、要指導医薬品の中で生物由来製品として指定されているものはない。 |
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毒薬・劇薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 一般用医薬品で毒薬又は劇薬に該当するものはない。
b 毒薬又は劇薬を一般の生活者に販売する際は、譲受人から交付を受ける文書に、「譲受人の年齢」の記載は要さない。
c 劇薬を収める直接の容器又は被包には、黒地に白枠、白字をもって、当該医薬品の品名及び「劇」の文字が記載されていなければならない。
d 毒薬又は劇薬を、14 歳以下の者に交付することは禁止されている。 |
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一般用医薬品のリスク区分及びリスク区分に応じた陳列等に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
a 第一類医薬品は、その成分や使用目的等から、「その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生ずるおそれがある」保健衛生上のリスクが比較的高い一般用医薬品である。
b 薬効分類ごとに陳列する場合に限り、要指導医薬品及び一般用医薬品を混在させて陳列してもよいとされている。
c 指定第二類医薬品は、かぎをかけた陳列設備に陳列する場合は、「情報提供を行うための設備」から7メートルを超えた場所に陳列することができる。
d 一般用医薬品の外箱等には、購入者がそのリスクの程度について判別しやすいよう、リスク区分ごとに定められた事項の記載が義務づけられている。 |
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医薬品の直接の容器又は被包に記載する事項として、医薬品医療機器等法第50条に規定されているものを1つ選びなさい。 |
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医薬部外品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 医薬部外品には、除毛を目的として使用される機械器具も含まれる。
b 「防除用医薬部外品」の表示のある製品群については、一般の生活者が購入時に容易に判別することができ、また、実際に製品を使用する際に必要な注意が促されるよう、各製品の容器や包装等に識別表示がなされている。
c 医薬部外品を製造販売する場合には、製造販売業の許可が必要であり、厚生労働大臣が基準を定めて指定するものを除き、品目ごとに承認を得る必要がある。
d 医薬部外品には、染毛、脱色、脱染を効能効果の範囲とするものがある。 |
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化粧品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 一般小売店における販売等では、厚生労働大臣が指定する成分を含有する化粧品であっても、販売業の許可は要さない。
b 事実であっても、「清涼感を与える」、「爽快にする」等の使用感を表示し、広告をすることは認められていない。
c 化粧品は、「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つ」の範囲内においてのみ効能効果を表示・標榜することが認められている。
d 化粧品に、医薬品の成分を配合することは一切認められていない。 |
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保健機能食品等の食品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
a 機能性表示食品は、特定保健用食品とは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではない。
b カプセル剤の形状については、食品である旨が明示されている場合に限り、当該形状のみをもって医薬品への該当性の判断がなされることはない。
c 特別用途食品、特定保健用食品、栄養機能食品及び機能性表示食品を総称して「保健機能食品」という。
d これまでに、健康食品の製品中から医薬品成分が検出された事例はあるが、こうした無承認無許可医薬品の摂取によって重篤な健康被害が発生した事例はない。 |
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