101 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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高齢者の大腿骨頸部骨折(femoralneckfracture)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 転落によって生じることが最も多い。
2. 骨折(fracture)の直後は無症状である。
3. リハビリテーションを早期に開始する。
4. 保存的治療を行う。
5. 予後は良好である。
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リハビリテーションを早期に開始する。
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102 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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摂食・嚥下のプロセスに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 先行期は、唾液分泌が増加する。
2. 準備期は、嚥下性無呼吸がみられる。
3. 口腔期は、喉頭が閉鎖する。
4. 咽頭期は、食塊を形成する。
5. 食道期は、随意的な運動である。
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先行期は、唾液分泌が増加する。
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103 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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Jさん(80歳、男性)は、アルツハイマー型認知症(dementiaoftheAlzheimer’stype)と診断され、半年前から認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に入居している。最近、Jさんは、トイレに行きたいと言ってグループホーム内を歩き回った後に、失禁するようになった。
Jさんの排泄の状態として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 反射性尿失禁
2. 心因性頻尿
3. 溢流性尿失禁
4. 機能性尿失禁
5. 腹圧性尿失禁
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機能性尿失禁
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104 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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正常な尿に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 1日に約1gのたんぱく質が排出される。
2. 1日に約10gのブドウ糖が排出される。
3. 排尿直後はアンモニア臭がする。
4. 排尿直後はアルカリ性である。
5. 排尿直後は淡黄色で透明である。
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排尿直後は淡黄色で透明である。
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105 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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弛緩性便秘の原因に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 食物繊維の摂取不足
2. 排便を我慢する習慣
3. 腹圧の低下
4. 大腸のけいれん
5. がん(cancer)による通過障害
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食物繊維の摂取不足
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106 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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抗ヒスタミン薬の睡眠への影響として、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 就寝後、短時間で覚醒する。
2. 夜間に十分睡眠をとっても、日中に強い眠気がある。
3. 睡眠中に足が痛がゆくなる。
4. 睡眠中に無呼吸が生じる。
5. 夢の中の行動が、そのまま現実の行動として現れる。
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夜間に十分睡眠をとっても、日中に強い眠気がある。
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107 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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終末期に自分が望むケアをあらかじめ書面に示しておくことを表す用語として、正しいものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. ターミナルケア(terminalcare)
2. インフォームドコンセント(informedconsent)
3. リビングウィル(livingwill)
4. デスカンファレンス(deathconference)
5. グリーフケア(griefcare)
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リビングウィル(livingwill)
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108 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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死亡直前にみられる身体の変化として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 関節の強直
2. 角膜の混濁
3. 皮膚の斑死
4. 下顎呼吸の出現
5. 筋肉の硬直
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下顎呼吸の出現
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109 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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介護福祉士が医師の指示の下で行う喀痰吸引の範囲として、正しいものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 咽頭の手前まで
2. 咽頭まで
3. 喉頭まで
4. 気管の手前まで
5. 気管分岐部まで
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咽頭の手前まで
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110 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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2011年(平成23年)の社会福祉士及び介護福祉士法の改正に基づいて、介護福祉士による実施が可能になった喀痰吸引等の制度に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 喀痰吸引や経管栄養は、医行為から除外された。
2. 喀痰吸引等を行うためには、実地研修を修了する必要がある。
3. 介護福祉士は、病院で喀痰吸引を実施できる。
4. 介護福祉士は、この制度の基本研修の講師ができる。
5. 実施できる行為の一つとして、インスリン注射がある。
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喀痰吸引等を行うためには、実地研修を修了する必要がある。
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111 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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Kさん(76歳)は、日頃から痰がからむことがあり、介護福祉士が喀痰吸引を行っている。鼻腔内吸引を実施したところ、吸引物に血液が少量混じっていた。Kさんは、「痰は取り切れたようだ」と言っており、呼吸は落ち着いている。
このときの介護福祉士の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 出血していそうなところに吸引チューブをとどめる。
2. 吸引圧を弱くして再度吸引をする。
3. 血液の混じりがなくなるまで繰り返し吸引をする。
4. 鼻腔と口腔の中を観察する。
5. 鼻腔内を消毒する。
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鼻腔と口腔の中を観察する。
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112 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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口腔内・鼻腔内の喀痰吸引に必要な物品の管理に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 吸引チューブの保管方法のうち、乾燥法では、浸漬法に比べて短時間で細菌が死滅する。
2. 浸漬法で用いる消毒液は、72時間を目安に交換する。
3. 吸引チューブの洗浄には、アルコール消毒液を用いる。
4. 吸引チューブの洗浄水は、24時間を目安に交換する。
5. 吸引物は、吸引びんの70~80%になる前に廃棄する。
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吸引物は、吸引びんの70~80%になる前に廃棄する。
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113 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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経管栄養の実施時に、冷蔵庫に保管していた栄養剤を指示どおりの温度にせずにそのまま注入したときに起こる状態として、最も可能性の高いものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 呼吸困難
2. 胃ろう周囲のびらん
3. 下痢
4. 瘡褥
5. 低血糖
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下痢
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114 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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〔事例〕
Lさん(78歳、女性)は一人暮らしをしている。「もったいない」が口癖で、物を大切にし、食べ物を残さないようにして生活している。
半年前、脳の細い血管が詰まっていることがわかり、入院して治療を受けた。左半身にしびれがあり、右膝の変形性関節症(osteoarthritis)で痛みもあったために、介護保険の申請をしたところ、要介護1になった。
家事はできるだけ自分でしたいという希望から、週に2回、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用して、掃除と調理を訪問介護員(ホームヘルパー)と一緒にしている。
Lさんが入院するきっかけになった脳の疾患として、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. ラクナ梗塞(lacunarinfarction)
2. くも膜下出血(subarachnoidhemorrhage)
3. 慢性硬膜下血腫(chronicsubduralhematoma)
4. 正常圧水頭症(normalpressurehydrocephalus)
5. 高次脳機能障害(higherbraindysfunction)
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ラクナ梗塞(lacunarinfarction)
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115 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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〔事例〕
Lさん(78歳、女性)は一人暮らしをしている。「もったいない」が口癖で、物を大切にし、食べ物を残さないようにして生活している。
半年前、脳の細い血管が詰まっていることがわかり、入院して治療を受けた。左半身にしびれがあり、右膝の変形性関節症(osteoarthritis)で痛みもあったために、介護保険の申請をしたところ、要介護1になった。
家事はできるだけ自分でしたいという希望から、週に2回、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用して、掃除と調理を訪問介護員(ホームヘルパー)と一緒にしている。
ある日、Lさんと一緒に調理していた訪問介護員(ホームヘルパー)は、賞味期限が2日前に切れた缶詰を見つけた。
Lさんに対して訪問介護員(ホームヘルパー)がとる行動として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 黙って処分する。
2. 食べてはいけないと伝える。
3. 食べやすいように、缶のふたを開けておく。
4. 食べ方を相談する。
5. 保存容器に移して保管するように勧める。
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食べ方を相談する。
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116 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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〔事例〕
Lさん(78歳、女性)は一人暮らしをしている。「もったいない」が口癖で、物を大切にし、食べ物を残さないようにして生活している。
半年前、脳の細い血管が詰まっていることがわかり、入院して治療を受けた。左半身にしびれがあり、右膝の変形性関節症(osteoarthritis)で痛みもあったために、介護保険の申請をしたところ、要介護1になった。
家事はできるだけ自分でしたいという希望から、週に2回、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用して、掃除と調理を訪問介護員(ホームヘルパー)と一緒にしている。
介護保険の申請をしてから半年がたち、更新申請の時期になった。この半年でLさんは、訪問介護員(ホームヘルパー)が来ない日もいすに座って調理をするなど、回復してきている。更新申請の結果、Lさんは要支援1になった。
次のうち、Lさんの介護予防サービス・支援計画書を作成する者として、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 訪問介護事業所の訪問介護員(ホームヘルパー)
2. 生活支援体制整備事業の生活支援コーディネーター
3. 地域包括支援センターの主任介護支援専門員
4. 訪問介護事業所のサービス提供責任者
5. 生活介護のサービス管理責任者
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地域包括支援センターの主任介護支援専門員
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117 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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〔事例〕
Mさん(80歳、男性)は、2年前にアルツハイマー型認知症(dementiaoftheAlzheimer’stype)と診断された。Mさんは自宅で暮らし続けることを希望して、介護保険サービスを利用しながら妻と二人で生活していた。
その後、Mさんの症状が進行して妻の介護負担が大きくなったため、Mさんは、U社会福祉法人が運営する介護老人福祉施設に入所することになった。
Mさんの入所当日、担当のA介護福祉職は、生活相談員が作成した生活歴や家族構成などの基本情報の記録を事前に確認した上で、Mさんと関わった。
次のうち、A介護福祉職が確認した記録として、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 施設サービス計画書
2. インシデント報告書
3. エコマップ
4. プロセスレコード
5. フェイスシート
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フェイスシート
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118 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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〔事例〕
Mさん(80歳、男性)は、2年前にアルツハイマー型認知症(dementiaoftheAlzheimer’stype)と診断された。Mさんは自宅で暮らし続けることを希望して、介護保険サービスを利用しながら妻と二人で生活していた。
その後、Mさんの症状が進行して妻の介護負担が大きくなったため、Mさんは、U社会福祉法人が運営する介護老人福祉施設に入所することになった。
Mさんの入所当日、担当のA介護福祉職は、生活相談員が作成した生活歴や家族構成などの基本情報の記録を事前に確認した上で、Mさんと関わった。
入所当日の昼食後、A介護福祉職はMさんに歯ブラシと歯磨き粉を渡して、歯磨きを促した。しかし、Mさんは歯ブラシと歯磨き粉を持ったまま、不安そうな顔で歯を磨こうとしなかった。
このときのMさんの症状に該当するものとして、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 幻視
2. 失行
3. 振戦
4. 脱抑制
5. 常同行動
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失行
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119 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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〔事例〕
Mさん(80歳、男性)は、2年前にアルツハイマー型認知症(dementiaoftheAlzheimer’stype)と診断された。Mさんは自宅で暮らし続けることを希望して、介護保険サービスを利用しながら妻と二人で生活していた。
その後、Mさんの症状が進行して妻の介護負担が大きくなったため、Mさんは、U社会福祉法人が運営する介護老人福祉施設に入所することになった。
Mさんの入所当日、担当のA介護福祉職は、生活相談員が作成した生活歴や家族構成などの基本情報の記録を事前に確認した上で、Mさんと関わった。
面会に訪れた妻はA介護福祉職に、「最初は夫を施設に入れて申し訳ない気持ちもあったが、元気そうな夫を見て、今はこの施設を利用してよかったと思っている」と話した。A介護福祉職は妻の発言を受けて、介護サービスをもっと気軽に利用してもらうための取り組みが必要であると考えた。そこで、A介護福祉職は施設職員と検討した。その結果、地域の家族介護者を対象に、介護に関する情報提供や交流を図る場を無料で提供することを、独自の事業として継続的に行うことを法人として決定した上で、必要な手続きを行うこととした。
U社会福祉法人が行うこととした事業に該当するものとして、適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 公益事業
2. 日常生活自立支援事業
3. 相談支援事業
4. 自立相談支援事業
5. 地域生活支援事業
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公益事業
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120 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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〔事例〕
Bさん(22歳、男性)は、19歳の時に統合失調症(schizophrenia)を発症し、精神保健指定医の診察の結果、入院の必要があると診断された。Bさん自身からは入院の同意が得られず、父親の同意で精神科病院に入院した。
その後、数回の入退院を繰り返した後、21歳から居宅介護を週1回、訪問看護を月2回、デイケアを週3回利用しながら一人暮らしをしている。
居宅介護では、料理や掃除、買物などの介護福祉職の支援を受けているが、Bさんも調子の良いときは一緒に行っている。訪問看護では、Bさんは、服薬を忘れることがあるため、看護師と一緒に薬の飲み忘れがないかを確認している。また、デイケアでは、運動と園芸のグループに参加している。
Bさんが19歳で精神科病院に入院したときの入院形態として、正しいものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 任意入院
2. 医療保護入院
3. 応急入院
4. 措置入院
5. 緊急措置入院
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医療保護入院
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121 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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〔事例〕
Bさん(22歳、男性)は、19歳の時に統合失調症(schizophrenia)を発症し、精神保健指定医の診察の結果、入院の必要があると診断された。Bさん自身からは入院の同意が得られず、父親の同意で精神科病院に入院した。
その後、数回の入退院を繰り返した後、21歳から居宅介護を週1回、訪問看護を月2回、デイケアを週3回利用しながら一人暮らしをしている。
居宅介護では、料理や掃除、買物などの介護福祉職の支援を受けているが、Bさんも調子の良いときは一緒に行っている。訪問看護では、Bさんは、服薬を忘れることがあるため、看護師と一緒に薬の飲み忘れがないかを確認している。また、デイケアでは、運動と園芸のグループに参加している。
Bさんは、居宅介護のC介護福祉職にはデイケアや生活のことについて安心して話すようになってきた。ある日、C介護福祉職が掃除をしていて、薬が2週間分内服されていないことを見つけた。また、Bさんは、「Cさんにだけ話します。みんなが私の悪口を言って、電波を飛ばして監視しています」とおびえながら話した。
話を聞いたC介護福祉職のBさんに対する最初の言葉かけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 「今すぐ薬を飲んでください」
2. 「悪口の内容を詳しく教えてください」
3. 「薬を飲んでいないからですよ」
4. 「医師に話しておきますね」
5. 「それは不安ですね」
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「それは不安ですね」
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122 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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〔事例〕
Bさん(22歳、男性)は、19歳の時に統合失調症(schizophrenia)を発症し、精神保健指定医の診察の結果、入院の必要があると診断された。Bさん自身からは入院の同意が得られず、父親の同意で精神科病院に入院した。
その後、数回の入退院を繰り返した後、21歳から居宅介護を週1回、訪問看護を月2回、デイケアを週3回利用しながら一人暮らしをしている。
居宅介護では、料理や掃除、買物などの介護福祉職の支援を受けているが、Bさんも調子の良いときは一緒に行っている。訪問看護では、Bさんは、服薬を忘れることがあるため、看護師と一緒に薬の飲み忘れがないかを確認している。また、デイケアでは、運動と園芸のグループに参加している。
Bさんは、C介護福祉職と話したことをきっかけに、定期的に服薬できるようになり、以前と同じ支援を受けながら一人暮らしを続けている。最近は、デイケアで就労を目指すグループ活動に自ら参加するようになった。Bさんは、「就労に挑戦してみたい」という気持ちはあるが、就労経験のある他のメンバーの失敗談を聞くと、「自信がない」とも言っている。
Bさんへの支援に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 自分で料理と掃除ができるようになることが優先であると話す。
2. 服薬ができなかったことを取り上げ、治療に専念するように話す。
3. 無理せず、今の生活を維持することが大切であると話す。
4. 長所を一緒に探し、どのような仕事が向いているのかを考えようと話す。
5. 他のメンバーの失敗原因を考え、失敗しない対策をしようと話す。
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長所を一緒に探し、どのような仕事が向いているのかを考えようと話す。
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123 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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〔事例〕
Dさん(59歳、女性)は30年前に関節リウマチ(rheumatoidarthritis)を発症して、現在、障害者支援施設に入所している。
Dさんは、朝は手の動きが悪く痛みがあるが、午後、痛みが少ないときは関節を動かす運動を行っている。足の痛みで歩くのが難しく車いすを使用しているが、最近は手の痛みが強くなり、自分で操作することが難しい。また、食欲がなく、この1か月間で体重が2kg減っている。夜中に目が覚めてしまうこともある。
Dさんの朝の症状の原因として、最も可能性が高いものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 睡眠不足
2. 低栄養
3. 平衡感覚の低下
4. 筋力低下
5. 関節の炎症
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関節の炎症
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124 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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〔事例〕
Dさん(59歳、女性)は30年前に関節リウマチ(rheumatoidarthritis)を発症して、現在、障害者支援施設に入所している。
Dさんは、朝は手の動きが悪く痛みがあるが、午後、痛みが少ないときは関節を動かす運動を行っている。足の痛みで歩くのが難しく車いすを使用しているが、最近は手の痛みが強くなり、自分で操作することが難しい。また、食欲がなく、この1か月間で体重が2kg減っている。夜中に目が覚めてしまうこともある。
使っていた車いすを自分で操作することが困難になったDさんが、「障害者総合支援法」で電動車いすを購入するときに利用できるものとして、適切なものを1つ選びなさい。
(注)「障害者総合支援法」とは、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。
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詳細
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1. 介護給付費
2. 補装具費
3. 自立支援医療費
4. 訓練等給付費
5. 相談支援給付費
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補装具費
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125 |
介護福祉士国家試験(第32回)(令和元年度) |
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〔事例〕
Dさん(59歳、女性)は30年前に関節リウマチ(rheumatoidarthritis)を発症して、現在、障害者支援施設に入所している。
Dさんは、朝は手の動きが悪く痛みがあるが、午後、痛みが少ないときは関節を動かす運動を行っている。足の痛みで歩くのが難しく車いすを使用しているが、最近は手の痛みが強くなり、自分で操作することが難しい。また、食欲がなく、この1か月間で体重が2kg減っている。夜中に目が覚めてしまうこともある。
Dさんは、「ここ数日、朝だけでなく1日中、何もしないのに手足の痛みが強くなってきた」と訴えている。日常生活で、Dさんが当面留意すべきこととして、最も適切なものを1つ選びなさい。
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詳細
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1. 前あきの衣類より、かぶりの衣類を選ぶ。
2. ベッドのマットレスは、柔らかいものを使用する。
3. 関節を動かす運動を控える。
4. できるだけ低いいすを使う。
5. 頸部が屈曲位になるように、高めの枕を使用する。
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関節を動かす運動を控える。
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