エックス線作業主任者(令和2年10月)試験B | 解答一覧


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6 エックス線作業主任者(令和2年10月)試験B 次のAからDの放射線検出器について、放射線のエネルギー分析が可能なものの全ての組合せは(1)~(5)のうちどれか。

A 電離箱
B 比例計数管
C 半導体検出器
D シンチレーション検出器
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1. A,B

2. A,B,D

3. A,C

4. B,C,D

5. C,D

B,C,D

7 エックス線作業主任者(令和2年10月)試験B 男性の放射線業務従事者が、エックス線装置を用い、肩から大腿(たい)部までを覆う防護衣を着用して放射線業務を行った。
法令に基づき、胸部(防護衣の下)及び頭・頸(けい)部の2か所に放射線測定器を装着して、被ばく線量を測定した結果は、次の表のとおりであった。
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1. 0.2mSv

2. 0.4mSv

3. 0.6mSv

4. 0.8mSv

5. 1.0mSv

0.4mSv

8 エックス線作業主任者(令和2年10月)試験B 熱ルミネセンス線量計(TLD)と光刺激ルミネセンス線量計(OSLD)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 詳細

1. TLDでは素子としてフッ化リチウム、フッ化カルシウムなどが、OSLDでは炭素を添加した酸化アルミニウムなどが用いられている。

2. TLD及びOSLDの素子は高感度であるが、TLDの素子は感度に若干のばらつきがある。

3. 線量読み取りのための発光は、TLDでは加熱により、OSLDでは緑色のレーザー光などの照射により行われる。

4. OSLDでは線量の読み取りを繰り返し行うことができるが、TLDでは線量を読み取ると素子から情報が消失してしまうため、1回しか行うことができない。

5. TLDでは加熱によるアニーリング処理を行うことにより素子を再使用することができるが、OSLDでは素子は1回しか使用することができない。

TLDでは加熱によるアニーリング処理を行うことにより素子を再使用することができるが、OSLDでは素子は1回しか使用することができない。

9 エックス線作業主任者(令和2年10月)試験B あるサーベイメータを用いて60秒間エックス線を測定し、1,600cpsの計数率を得た。
この計数率の標準偏差(cps)に最も近い値は、次のうちどれか。
ただし、バックグラウンドは無視するものとする。
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1. 0.7

2. 5

3. 27

4. 40

5. 310

5

10 エックス線作業主任者(令和2年10月)試験B 蛍光ガラス線量計に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 詳細

1. 測定可能な線量の範囲は、熱ルミネセンス線量計より広く、0.1μSv~100Sv程度である。

2. 放射線により生成された蛍光中心に緑色のレーザー光を当て、発生する蛍光を測定することにより、線量を読み取る。

3. 発光量を一度読み取った後も蛍光中心は消滅しないので、再度読み取ることができる。

4. 素子は、光学的アニーリングを行うことにより、再度使用することができる。

5. 素子には、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウムなどの蛍光物質が用いられており、湿度の影響を受けやすい。

発光量を一度読み取った後も蛍光中心は消滅しないので、再度読み取ることができる。


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11 エックス線作業主任者(令和2年10月)試験B 放射線感受性に関する次の記述のうち、ベルゴニー・トリボンドーの法則に従っていないものはどれか。 詳細

1. リンパ球は、骨髄中だけでなく、末梢(しょう)血液中においても感受性が高い。

2. 皮膚の基底細胞層は、角質層より感受性が高い。

3. 小腸の腺窩(か)細胞(クリプト細胞)は、絨(じゅう)毛先端部の細胞より感受性が高い。

4. 骨組織は、一般に放射線感受性が低いが、小児では比較的高い。

5. 脳の神経組織の放射線感受性は、成人では低いが、胎児では高い時期がある。

リンパ球は、骨髄中だけでなく、末梢(しょう)血液中においても感受性が高い。

12 エックス線作業主任者(令和2年10月)試験B 組織加重係数に関する次のAからDの記述のうち、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。

A 組織加重係数は、各臓器・組織の確率的影響に対する相対的な放射線感受性を表す係数である。
B 組織加重係数が最も大きい組織・臓器は、脳である。
C 組織加重係数は、どの組織・臓器においても1より小さい。
D 被ばくした組織・臓器の平均吸収線量に組織加重係数を乗ずることにより、等価線量を得ることができる。
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1. A,B

2. A,C

3. B,C

4. B,D

5. C,D

A,C

13 エックス線作業主任者(令和2年10月)試験B 放射線の被ばくによる確率的影響及び確定的影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 詳細

1. 確率的影響では、被ばく線量と影響の発生確率の関係がS字状曲線で示される。

2. 確定的影響では、被ばく線量の増加とともに影響の発生確率は増加するが、障害の重篤度は変わらない。

3. 胎内被ばくにより胎児に生じる奇形は、確率的影響に分類される。

4. 実効線量は、確率的影響を評価するための量である。

5. 確率的影響の発生を完全に防止することは、放射線防護の目的の一つである。

実効線量は、確率的影響を評価するための量である。

14 エックス線作業主任者(令和2年10月)試験B 放射線被ばくによる造血器官及び血液に対する影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 詳細

1. 末梢(しょう)血液中の、リンパ球以外の白血球は、被ばく直後一時的に増加することがある。

2. 造血器官である骨髄のうち、脊椎の中にあり、造血幹細胞の分裂頻度が極めて高いものは脊髄である。

3. 人の末梢血液中の血球数の変化は、被ばく量が1Gy程度までは認められない。

4. 末梢血液中の血球のうち、被ばく後減少が現れるのが最も遅いものは血小板である。

5. 末梢血液中の赤血球の減少は貧血を招き、血小板の減少は感染に対する抵抗力を弱める原因となる。

末梢(しょう)血液中の、リンパ球以外の白血球は、被ばく直後一時的に増加することがある。

15 エックス線作業主任者(令和2年10月)試験B ヒトが一時に全身にエックス線の照射を受けた場合の早期影響に関する次のAからDの記述について、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。

A 1~2Gy程度の被ばくで、放射線宿酔の症状が現れることはない。
B 被ばくから死亡までの期間は、一般に消化器官の障害による場合の方が、造血器官の障害による場合より短い。
C 3~5Gy程度の被ばくによる死亡は、主に造血器官の障害によるものである。
D 半致死線量(LD50/60)に相当する線量の被ばくによる死亡は、主に消化器官の障害によるものである。
詳細

1. A,B

2. A,C

3. B,C

4. B,D

5. C,D

B,C


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16 エックス線作業主任者(令和2年10月)試験B 放射線によるDNAの損傷と修復に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 詳細

1. DNA損傷には、塩基損傷とDNA鎖切断があるが、エックス線のような間接電離放射線では、塩基損傷は生じない。

2. DNA鎖切断のうち、二重らせんの両方が切れる2本鎖切断の発生頻度は、片方だけが切れる1本鎖切断の発生頻度より高い。

3. 細胞には、DNA鎖切断を修復する機能があり、修復が誤りなく行われれば細胞は回復し、正常に増殖を続けるが、塩基損傷を修復する機能はない。

4. DNA2本鎖切断の修復方式のうち、非相同末端結合修復は、DNA切断端どうしを直接結合する方式であるため、誤りなく行われる。

5. DNA鎖切断のうち、1本鎖切断は2本鎖切断に比べて修復されやすい。

DNA鎖切断のうち、1本鎖切断は2本鎖切断に比べて修復されやすい。

17 エックス線作業主任者(令和2年10月)試験B 次のAからCの人体の組織・器官について、放射線感受性の高いものから順に並べたものは(1)~(5)のうちどれか。

A リンパ組織
B 腎臓
C 毛のう
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1. A,B,C

2. A,C,B

3. B,A,C

4. B,C,A

5. C,A,B

A,C,B

18 エックス線作業主任者(令和2年10月)試験B 放射線による遺伝的影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 詳細

1. 生殖腺が被ばくしたときに生じる障害は、全て遺伝的影響である。

2. 親の体細胞に突然変異が生じると、子孫に遺伝的影響が生じる。

3. 胎児期に被ばくし、成長した子供には、その後に遺伝的影響を起こすことはない。

4. 遺伝的影響は、確定的影響に分類される。

5. 倍加線量は、放射線による遺伝的影響を推定する指標とされ、その値が大きいほど遺伝的影響は起こりにくい。

倍加線量は、放射線による遺伝的影響を推定する指標とされ、その値が大きいほど遺伝的影響は起こりにくい。

19 エックス線作業主任者(令和2年10月)試験B 放射線による生物学的効果に関する次の現象のうち、放射線の間接作用によって説明することができないものはどれか。 詳細

1. 生体中に存在する酸素の分圧が高くなると放射線の生物学的効果は増大する。

2. 温度が低下すると放射線の生物学的効果は減少する。

3. 生体中にシステイン、システアミンなどのSH基をもつ化合物は、放射線の生物学的効果を軽減させる。

4. 溶液中の酵素の濃度を変えて一定線量の放射線を照射するとき、不活性化される酵素の分子数は、酵素の濃度が高くなると増加する。

5. 溶液中の酵素の濃度を変えて一定線量の放射線を照射するとき、酵素の濃度が減少するに従って、酵素の全分子数のうち、不活性化される分子の占める割合は増大する。

溶液中の酵素の濃度を変えて一定線量の放射線を照射するとき、不活性化される酵素の分子数は、酵素の濃度が高くなると増加する。

20 エックス線作業主任者(令和2年10月)試験B 次のAからDの放射線による身体的影響について、その発症にしきい線量が存在するものの全ての組合せは(1)~(5)のうちどれか。

A 白血病
B 永久不妊
C 放射線宿酔
D 再生不良性貧血
詳細

1. A,B,D

2. A,C

3. A,D

4. B,C

5. B,C,D

B,C,D


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